親の愚痴を聞きたくないししんどい時の対処法は?子供への影響も解説!

親の不満を聞き続けて疲れ果てている方、いらっしゃるでしょうか?

かつて私も同じような立場にいました。

即座に親の不満を聞くのは中止しましょう。

聞く必要性はありません。

どんなに気分が悪くなりそうでも、はっきりと「聞きたくない」と言いましょう。

私は30年以上、母から数え切れないほどの不満を聞かされました。

長らく悩んだ私が、母の不満を聞くことを断った結果、良い変化がたくさんありました。

この変化について、詳しくお伝えいたします。

親の愚痴は聞きたくない!聞かなくなって良くなった点

母の不満が減少しました

不満を聞かなくなってから、母の不満も明らかに減りました。

不満を言うことが習慣となっていた人は、完全にそれを消し去るのは難しいことですが、減らすことは可能です。実感として、不満が9割減りました。

また、テレビに向かって悪口を言う頻度も減りました。不満を口にする人は、芸能人に対しても厳しい評価をしがちです。特に芸能人が老けたと言うのが好きですね。

しかし、不満を聞かなくなってから、芸能人に対する辛口評価も減少しました。

見ず知らずの芸能人に「老けた」と喜ぶ人たちは、公共の場でも他人に対して辛辣な言葉を発することが多かったですが、それが減り、問題を起こすことも少なくなりました。

母の性格が向上しました

母は以前、不満を超えて悪口を連発することが多く、その性格に疑念を抱いていました。父も非常に支配的な性格で、両親は他人を傷つけることが普通になっていました。

しかし、不満を聞かなくなり、不満が減少した後、母の言葉選びに改善が見られるようになりました。相手の欠点を探し出すことが減少しました。

母と父の関係が改善しました

父と母の関係は以前よりも良くなりました。不満を吐き出していた時は、ますます互いを嫌うように見えましたが、娘が不満を聞いてくれないことを理解した結果、向き合うか受け流すことを選び、良い側面に焦点を当てるようになりました。

父と母は良いコミュニケーションを持ち、一緒に外出することも増えました。言葉遣いも柔らかくなり、明らかに両親の関係が改善されました。

自分の時間を確保できるようになりました

母の不満に時間を割いていたことに気付きました。母の不満に付き合い、家事も手伝っていましたが、本来母が担当すべき家事には手を差し伸べなくなりました。

その結果、自分の寝る時間や余暇の時間を確保できるようになりました。母は専業主婦で、私はお世話になっていましたが、家事をしてもますます要求が高まり、母はぐうたらになってしまいました。

不思議なことに、怠けると不満が増えることが分かりました。怠けている間に考え事をするため、怠惰なのに休むことができないという奇妙な現象が起こりました。

適度に身体と頭を使うことで、思考もクリアになり、不満が減少します。そして、不満が減ると行動できるようになり、良いサイクルが形成されているようです。

以前は自分の時間を持とうとすると、昔の苦労話を延々と聞かされ、同調圧力もありました。しかし、不要な苦労話を聞くことは時間の無駄であり、過去に縛られても本人には何の利益もありません。

母と適度な距離を保つことができるようになりました

おそらく私と母は以前は共依存の関係にあったのか、母の支配下にあったように感じました。しかし、不満を聞く役割を放棄してから、対人間の扱いが改善されました。

私が決定することに対して反対され、笑われ、自信を失ったことが多かったのですが、初めて真摯に反抗されることで、対等な関係に変わりました。

同時に私自身も共依存のような関係にあったことに気付きました。

愚痴を言えば言うだけ現実になる

愚痴は共感を得てスッキリする一方で、言えば現実化してしまう可能性があります。

一時的に共感を得て気分をスッキリさせる愚痴もありますが、日常生活に活かす要素がない場合、それは実際には害悪となります。

愚痴を発する側も、聞く側も、初めは面白おかしく聞いていられると思います。始まりは共感から始まることが多いでしょう。

しかし、愚痴が習慣化し、日常的に繰り返されるようになると、状況はどう変わるでしょうか。

愚痴の対象を悪人だと思うようになり、その人に対する評価が低くなる可能性が高まります。

実際にその人が本当にそんなに悪い人なのか、考えることがなくなってしまうこともあります。

愚痴聞きは仕事になる

親の愚痴を聞かないと、親の機嫌が悪くなるとか、親の気持ちを理解したいと思うことは理解できますが、その思考を捨てることが重要です。

愚痴を聞けば聞くほど、親が嫌な人になっていく可能性があります。親に養ってもらっている人で、愚痴を聞かないことを申し訳なく思っている人もいるでしょう。

愚痴を聞くことは、無償で非常に大変な仕事であると認識すべきです。その仕事には辛さがつきものです。

社会に出てから、愚痴を聞くスキルがどれだけ価値のあるものかを実感することがあります。親の愚痴を聞ける能力があれば、それを金銭に換えることもできます。

愚痴を聞く場合は、ルール化することが重要です。少しだけ愚痴を聞いてあげる気持ちは理解できますが、時間を決めるなどのルールを設けることが良いでしょう。

誰しも時々愚痴を言いたくなることはありますが、無制限に聞くことは避け、愚痴スピーカーに対して主導権を持たせないようにすることが大切です。

負の連鎖!親の愚痴を聞いて育てば、子供に愚痴を言い聞かせる親になる

自身の経験から言えることですが、最初は愚痴を聞くことや自分自身が愚痴を言うことに特に問題を感じていなかったです。愚痴を言うことが悪いことだとは考えていなかったのです。

その結果、子供を育てる立場になっても、愚痴を聞かせることが悪いことであることを理解していなかったのです。

ある日、子供の前で母が夫の愚痴を言っているのを目撃し、誰かから注意を受けました。その際に、「子供の前で父親の悪口を言うのはよくないことだよ、お母さんも気をつけないといけないんだけど。」と言われました。

私は生まれてからずっと愚痴を聞かされてきたため、それが悪いことだとは全く気づいていませんでした。なぜ子供に不満を聞かせてはいけないのか、そしてなぜ母は私たちに愚痴を言い続けているのか、理解できないままでした。

今思えば、この状況は歪んでいたと言えるでしょう。環境がどれほど影響を与えるかということを痛感しました。愚痴を聞くことを当たり前にしない方が良いという教訓を得ました。

親の愚痴を聞き続け、心身不良が起こった

自分なりに調べた結果、親の喧嘩や愚痴が子供の脳に悪影響を与えることを知ったときは、本当に驚きました。

その後も親の愚痴を聞き続け、ついに私の脳が限界に達した時、めまいがして心身の健康状態が損なわれたことを実感しました。

もし私が別居せずに同じ環境で生活し続けていたら、母のように子供に愚痴を言い続け、子供を味方につけようとし、子供の脳にダメージを与えるかもしれないと思うと、ゾッとしました。

知らずに愚痴を聞かせていたことに、未だに罪悪感を感じています。

親の愚痴を当たり前に聞いていると、将来自分が親になった時にも同じように愚痴を当たり前に子供に聞かせる親になってしまうリスクがあることを理解しました。

親の愚痴を聞くのが辛くて涙が出た経験があれば赤信号

私は親から『何でそんなことで泣くの?感情的になりすぎなんだよ』と言われることがよくありました。

親から愚痴を聞かされたり、悪口を言われて辛く感じて涙が出ることは、子供らしい未熟な行動だと考えていました。自分がそういうことで泣いてしまうことは、自分がダメなんだと思っていました。

しかし、ある時、友達が『親の愚痴が辛い。実は不眠症にもなっているし、泣きながら外を歩いたこともある。』と語っているのを聞きました。

私だけじゃないのかと気づき、ホッとしました。友達から『親の喧嘩や愚痴を聞いて辛いと思うのは普通のことだよ。』と言われ、不思議と安心感を覚えました。

親の愚痴を聞かされて嫌な気持ちになるのは、私だけではないことを知って、かなり安心しました。

したがって、もし親の愚痴を聞いて辛いと感じる人がいたら、その辛さは本来負わなくても良いものだと伝えたいと思います。

まとめ

親の愚痴を聞いて辛いし、喧嘩を見るのも辛いと感じる人は、思い切ってその気持ちを親に伝えてみてください。

私はそれを試した結果、現状が良くなりました。そして、もしそれで何も変わらなかったとしても、親と子供は別の個人であり、いずれ子供は家を出ることができます。

親から離れてみても、親が辛そうであっても、その感情は本来親が受け止めるべきものであり、子供が負担すべきではありません。自分の気持ちを伝えることは、自己保護や健康的な関係を築く上で重要です。

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